ライフサイクル
アセスメント: T-shirt

COSは、常に革新的なソリューションを追求し、コレクションづくりの指針としています。

そのひとつが、ライフサイクルアセスメント（LCA）です。この試行錯誤を重ねた手法により、生産工程を分析し、十分な情報に基づいて変更を加えることで、我々のサステナビリティ・アンビションに向けた歩みを測定することができます。

ライフサイクルアセスメントは、原材料の抽出から生産工程の終わりまでの過程を辿ることで、製品に使用された水、エネルギー、温室効果ガスの排出量を測定します。その結果は、最新のテクノロジーを用いて算出され、LCAの専門家からなる独立した委員会によって検証されます。

LCAデータを使うことで、私たちのコレクションが環境に与える影響をこれまでの作り方と比較することができます。現在、私たちはシーズンごとのアプローチを取っており、デザインチームとバイイングチームがこのデータを使ってコレクションの作り方を調整することができるのです。

前回、SS22のCOSTシャツにライフサイクルアセスメントを実施した際の結果はこちら。このデータは2022年2月から5月の間に取得されています。

再生可能な資源を使用することで、 エネルギー使用量を29％削減。

オーガニックやリサイクルファイバー、 汚染度の低い化学物質を使用することで、​水を67％節約。

エネルギーと蒸気を効率的に使用することで、 温室効果ガス排出量を55％削減。

この結果には、2016年、2017年、2018年のコレクションから、3種類のスタイルをベンチマークとして使用しました。スタイルが異なるのは、Tシャツを着色するための染色方法など、デザインのさまざまな側面を測定できるようにするためです。